中学生

※所属は取材当時のものです。

◆受けようと思ったきっかけ

 学校の社会の授業が好きで、ニュースも興味がありました。ニュース検定のことは母から聞いたのですが、まわりに英検や漢検を受ける友だちもいて、勉強にあまり自信はないけど僕も何か挑戦してみたいなと思いました。マーク式のテストは初めてだけど漢字で丁寧に文字を書くのが正直苦手なのでこれならできそう!と思いました。テキストは、解説も分かりやすくて勉強しやすかったです。

 会場でテストを受けた時は、いい緊張感を経験できました。

 小学校卒業までに4級、中1の間に準2級まで挑戦しました。合格を知って自分を試せた気がしてすごくうれしかったです。できるなら1級まで挑戦したいし、将来の入試や就職にも役立てたいです。今の一番の関心事は、日本のこれからと国際情勢で、ニュース検定をきっかけに平和とは何かを考えられる人になりたいです。

(以下、保護者の方からの投稿)

◆親子でやってみようと思ったきっかけ

 学校以外にも、何か目標をもって取り組めることがあればいいなと漠然とした気持ちから「小学生にもとれる資格・検定カタログ」という本でニュース検定を知りました。BSニュースを録画チェックするほど情報好きな息子にピッタリだと思いました。私も結婚して子育てを始めてからは勉強らしいものはしていなかったし、何か親子で同じ目標を持って共通の話題で楽しみたいなというのもありました。

 また、学校以外の場所でテストを受けたことのない息子にはハードルが高いのではと思ったので思い切って親子で受けてみることにしました。

◆親子でニュース検定の勉強をしてみて

 テキストだけやっておけば何とかなると思っていましたが、勉強するうちにテレビやネットのニュースがすごく耳に入ってくるようになり、私自身が変わってきたことに驚きです。実際に親子で、あのニュースどう思う?とか話し合うことがすごく増えました。経済や選挙のことなどまだまだ難しいこともこれから少しずつ分かっていけたらいいなと思います。

 おすすめの勉強法は、お互いに問題を出し合ったりすることです。実際に直前に読み合ったところがそのままテストに出てやってよかったなと思いました。

◆IBTテストを受けてみて

 紙のテストでは、どうしても読み飛ばしのおそれがありますが、パソコンの画面で答え進めていくIBT形式では、答えをマークする時に写し間違えの心配がないのがすごくいいと思います。子どもは、タブレット学習などで慣れているので身近な雰囲気でテストが受けられるのもいいなと思いました。自宅で受けられる点は習い事などの調整がやりやすい、会場までの交通費がかからないなど負担が圧倒的に少ないのが受検者にとってはメリットですね。でも色んな年齢の方が受けに来られている会場の雰囲気も息子はよかったらしく、この次はどちらにしようかと選べるところもありがたいです。

 合格でまたひとつレベルアップした自分に自信が持てたようです。親子でとても良い経験をさせていただいています。

 今回、私は3度目の挑戦となる6月の検定で、1級に合格しました。

 1級と5~2級では、問題のレベルが圧倒的に違うため、勉強方法を変えなくてはなりませんでした。1級はこれまでと同様、テキストを読み、問題集を繰り返し解くことは勿論、日々のニュースの背景などを追究していかなければなりません。今回の検定では、特に6月までに起きた重要なニュースに的を絞り、それらについて重点的に追究したり、過去2回分の間違えた問題の解き直しをして勉強しました。

 これまで2回の不合格で少し心が折れそうになっていたのに加えて、中学校での初めての定期テストも重なり、勉強時間を確保するのがとても大変でした。それでも、私はニュース検定を通して、たくさんの新しい知識を吸収することがとても楽しく、また2級合格の際にインタビューをして下さった協会の方との約束を思い出すことで、なんとか頑張って乗り切る事ができました。

 このニュース検定で培った知識は、私が選挙権を得たときに、その時の世の中の動向を見極めた上で、誰に投票するかを決める時や、自分のジャーナリストという将来の夢を叶えたりする時のために役立たせていきたいと思います。

 ニュースは日々移り変わっていくものなので、その時の自分の知識の度合いを確かめるバロメーターとして、これからも1級に挑戦し続けていきたいです。