2021年3月27日(土)
2022 年度から始まる高校の新教育課程の中でも目玉となる「公共」や「探究」への取り組み方を考える場としてオンラインでセミナーを開催しました。学校・教育関係者をはじめ、多くの方々にご参加いただきました。
<プログラム>
1.基調講演
①文部科学省科学技術・学術総括官 合田哲雄氏
「高校教育は『持続可能な社会の担い手』をはぐくめるのか」
②神奈川県立瀬谷西高校 黒崎洋介先生
「『公共』・『総合的な探究の時間』の授業づくり実践例」
③玉川大学教育学部教授 樋口雅夫氏
「教科等連携をはじめとしたカリキュラムマネジメントのあり方」
④NPO法人very50代表 菅谷亮介氏
「”変化”を嫌う国・日本で高校生が知っておくべき”公共”」
2.パネルディスカッション
「『公共』『探求』にどう取り組むか考える」
【講師紹介】
■文部科学省科学技術・学術総括官 合田哲雄氏
1992年旧文部省に入省し、福岡県教育庁高校教育課長、国立大学法人化や学習指導要領改訂の担当、NSF(全米科学財団)フェロー、高等教育局企画官、研究振興局学術研究助成課長、初等中等教育局教育課程課長、同財務課長等を経て、20年4月より現職。
主な著書に、『学習指導要領の読み方・活かし方』(教育開発研究所)など。
■神奈川県立瀬谷西高等学校 黒崎洋介先生
神奈川県立湘南台高校勤務を経て、2017年より現職。専門は、公民科と総合的な学習の時間における授業づくり。総務省主権者教育アドバイザー。総務省・文部科学省『私たちが拓く日本の未来(主権者教育副教材)』作成協力者。中央教育審議会「高等学校の地歴・公民科科目の在り方に関する特別チーム」委員。文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説公民編』作成協力者。
■玉川大学教育学部 樋口 雅夫 教授
国公立の中・高等学校教諭、広島経済大学講師、国立教育政策研究所教育課程調査官並びに文部科学省教科調査官などを経て、2018年より現職。文部科学省在職中、総務省と連携し主権者教育副教材『私たちが拓く日本の未来』を編集。また、学習指導要領改訂にあたり中学校社会、高等学校公民を担当し、新科目「公共」「政治・経済」の設置などに携わった。
■認定NPO法人 very50代表理事/聖ウルスラ学院理事顧問/ESG投資家 菅谷亮介氏
アジア新興国を中心とした国内外のSDGsに関わるソーシャルビジネスの戦略立案や投資・融資などで事業を推進する一方で、日本の高校生から企業の役員クラスまで、PBLの教育プログラム“MoG”を提供している。2018年経産省キャリア教育アワードなど受賞。またクレアモント・マッケナ大学やハワイ大学などの単位認定のプログラムとして採用され、これまで6,500人を超える人材がMoGを卒業。現実社会での実践型教育のプロとして、数々の起業家を輩出。