2018(平成30)年4月、高校に入学した生徒のみなさまの多くは2021年1月、第1回の「大学入学共通テスト」に挑むことになります。
この共通テストに備えるためにも、ニュース時事能力検定(ニュース検定、N検)の受検をお勧めします。
ニュース検定の「3級」以上の級では、「情報分析・活用問題」を「時事力の養成や認定にとって不可欠の問題」と位置づけて、出題しています。
「情報分析・活用問題」とは、異なる視点・意見が出合う言語空間と、それに関連する複数のテキスト(グラフ、表、記事など)を提示し、これらの読解を前提として、「テキストや文脈から導き得る登場人物の主張として適切な文章を論理的に推測する」「登場人物の主張を根拠づける情報をテキストから抽出する」―― といった総合的な力を問う問題です。
2017年11月に実施された「共通テスト」の試行調査(プレテスト)などを見る限り、「現代社会」はもちろんのこと、「国語」の記述式問題でも「書く力」の大前提として、「情報分析・活用問題」と同種の力が求められています。
ニュース検定が養い、認定する「時事力」とは、現代社会のできごとを多角的・公正に理解・判断し、その課題をさまざまな人たちと協働して解決していく礎となる総合的な力(知識、思考力・判断力など)です。「知識・技能」を基盤とした「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する共通テストとニュース検定は同じ地平上にある――と申し上げても過言ではありません。