N検イベント

教育シンポジウム「AI時代に向けた教育はどうあるべきか」

2019年8月8日(木)

 ニュース時事能力検定を主催する毎日教育総合研究所と毎日新聞社は、教育シンポジウム「AI時代に向けた教育はどうあるべきか」を開催しました。

 AI(人工知能)の進化やグローバル化が進み、今後の仕事や働き方も変化することが予測されます。そんな世の中を生きる子供たちに必要な教育は何か。家庭や教員はどう関われば良いのか。課題はどこにあるのか。高校、大学、文部科学省から識者をお招きし、2020 年度からの大学入試改革もふまえてお話いただきました。

 学校・教育関係者をはじめ、約120名の方々にご参加いただきました。

【プログラム】

講演① 池田靖章氏  『真のグローバル教育と未来を見据えた進路指導』
講演② 出口治明氏  『未来を生きる生徒に必要な高校教育』
講演③ 浅田和伸氏  『教育の針路~学校現場と教育行政の視点から~』
パネルディスカッション『AI時代に向けた教育はどうあるべきか』

 

今回のシンポジウムの様子は、毎日新聞9月2日(月)朝刊に掲載されています。

参加者からいただいた感想を一部ご紹介します。

◆講演①について

・「未来を見据えた進路指導」という言葉が印象的でした。お題目だけでなく、教育現場のリアルをふまえて、その上で子どもたちファーストで教育の未来が説得力を持って語られていました。
・「好奇心をくすぐることが最上位目標」という言葉をいただき、心に刻んでおこうと思いました。

◆講演②について

・語りかけるような口調で、統計やデータに基づいたお話には説得力があり、興味深く、もっとお話を聞きたくなった。
・タテ(歴史)・ヨコ(世界)・算数、エビデンスで、世界を素直に見るということを、自分がまずしっかりやっていきたいと思いました。
・違って当たり前、好きなことをどんどんやるべき、常識を疑え、というワードが心に残った。

◆講演③について

・高大接続システムのスタートの一つにSociety 5.0があるという発想をはじめて得ました。
・日本の子どもたちの読解力がかなり低いこと、自尊感情が低いことなどがよくわかりました。「子どもたちの力を伸ばすために、その子どもが好きなことを徹底してやらせてみたい!」は大事だと思いました。

◆パネルディスカッションについて

・わかった気になっていることを、自分の言葉にさせる、表現させる…ということにきちんと向き合っていけるようにしたいと思います。
・学び方を学ぶ大切さ、感受性の高い時期の教育が参考になった。
・AIによってなくなる仕事について、心配しても仕方ない。学校の勉強は基本(ベース)でそれを使う力をつける、ということが印象に残った。

以上、教育シンポジウム「AI時代に向けた教育はどうあるべきか」は、たくさんの方々にご参加いただき、ご好評のうちに終了しました。

 毎日教育総合研究所では、今後も様々なセミナーを実施予定です。セミナーの詳細についてのお問い合わせや資料請求など、ぜひお気軽にご連絡ください。