2019年7月28日(日)
第46回ニュース時事能力検定試験の「直前合格必勝講座」が7月28日、大阪市北区梅田の毎日新聞大阪本社ビルの毎日文化センターで開かれました。元小学校教員の男性や初めて受検するという女子高生らが合格を目指して熱心に受講しました。
講師の中島章雄毎日文化センター前社長は、元毎日新聞政治部首相官邸キャップ。冒頭、「『合格に近道なし』です。合格というゴールまでは、デコボコ道ですが、この講座でデコボコ道を整備・整理して舗装し、合格への道が歩きやすいようにしていきたいと思います。疑問点はしっかりと質問してください」と地道な努力を続けることの大切さを訴えていました。
ニュース検定1級に合格(昨年11月)した体験を披露しながら中島講師は、「政治、経済、暮らし、社会・環境、国際の5分野から出題されます。公式テキスト、問題集をしっかりと、まんべんなく、繰り返し学習することで、日々のニュースの意味が分かるようになり、ニュースに出てくる言葉の意味が分かるようになります。意味が分かれば、面白くなり、これからどうなるのか、私たちにどう関係してくるのかなどが分かるようになります」と、「なんのためにニュース検定を受検するのか」について話しました。そのあと受講日28日の毎日新聞を取り出して、1面の記事「核合意イラン逸脱黙認 英仏独制裁見送りへ」がなぜトップ記事になったのか、その背景を説明しながら、ニュース検定の勉強を続けることの大切さを具体的に説明しました。
最近の記事中から特に元ハンセン病患者家族への判決や旧優生保護法による被害者への判決を引用し、その意義などを解説しました。高校生たちからは「想像もできない事件です」との声もあり、中島講師が懇切丁寧に事件の背景、経過などを具体的に話しました。
講座終了以降も、希望者にN検受検までの約1カ月間、中島講師が質問メールに答えたり、ミニテストなどのやり取りをしたり、サポートするのがこの講座の特長です。
11月24日(日)実施の第47回N検に向けた直前合格講座は、10月13日(日)に同センターで開かれる予定です。問い合わせは毎日文化センター(06・6346・8700)まで。